子育ては、褒めて育てる?厳しくすべき?
子どもは褒めて育てる、叱らない子育てがという潮流の中、真逆の叱ることの大切さ、我慢させることの大切さが書かれている本。著者は、すぐ心が折れ、諦めてしまう子が増えた要因として、前者の子育ての弊害を述べています。
「伸びる子どもは〇〇がすごい」この本では私が関連する発達障害のことは述べられていませんが、こういうことは言えるのではと思います。この図は、私が応用行動分析の研修会で紹介する間違った行動の強化の例です。
先の本では、子どもに我慢させることを説いていますが、おそらく自閉症児の場合に、我慢させると酷い癇癪が起こり、保護者もおろおろするだろうし、周りの目が気になって、ついついお菓子を買ってしまうと思います。だから、本に書いてあることは頭ではわかるけど、実行できないし、うちでは無理と感じてしまうでしょう。かといって癇癪を起して買ってあげるのがいいとは思いません。この場では、どうしようもないとしても次から同じ轍を踏まないように考えましょう。
・癇癪ではなく「お願い」で買ってあげる
・行く前に約束をする
・そもそも買い物には一緒に行かない
・お手伝いをしたら買ってあげるなど条件をつける
・我慢できたら家で他のお菓子をあげる
などなど、適切にお菓子を獲得できるご自身の子どもに合う方法を考えて実行します
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