チャレンジング行動研究会 第12章 チャレンジング行動の状況管理
12章はチャレンジング行動の状況管理という内容です。これまでの章では、チャレンジング行動の予防的対応が主でしたが、ここでは、チャレンジング行動が起きてしまった時に、どのように本人や周りへの危害を最小に抑えながら、なるべく安全に治めるための対応法について述べられている箇所です。以下に皆さんのご意見を載せます。
他害が起こると何もないスペースであるクールダウンに連れて行っていたが、本の163頁で「魅力的なスペースにする」というのはどうなのか?
状況管理のガイドラインの話が合ったが、欧米からの帰国子女の人から支援のための書類を見せてもらったことがあり、ファイルに分厚い書類が挟んであって文書化をする文化なんだなと思った。
予防的対応ではなく、状況管理の方を安易に使ってしまい濫用しないことが大事だと思った。
突発的に起こったチャレンジング行動に安易に対応しないための手法として大事である。171頁の介護者トレーニングが気になる。
実際の現場では力づくで抑えることが多く、安全に対応するいろんな手法を知っておくことは大事。
直接対応した経験はないが、160-161頁にあるような手法をとっさに行うのは難しいだろうな。
まとめにあるようにガイドラインに従って行うことが大事だし、まず予防的対応を行うことが大事だと思った。
あえて誤解を恐れずに言うと、予防的対応にフォーカスされ過ぎて、今回のような行動管理技法がないと現場では困るだろうなということ。きちんと表に出して議論することが大事ではないか。予防的対応と両輪であるべき。
身体を合併している人を支援しているが、人によっては保護者の了解を得て車いすにベルトをしているし、ボディコンタクトで止めている。
この内容も、支援計画に含めるべきではないか。備えなしに、その場で予測して急に対応するのは困難。
管理する側で濫用しまくる人が出てこないか心配。ある飲食店の店主とその師匠である父親との会話を思いだす。店主に大事なことを聞くと「お客さんが喜んでくれること」と答えると、師匠である父親は「仕込むが全て」と答えた。
過去のことを思い出すと苦しいこともある。当事者と支援者へのリスクを最小限に抑える手法を知っておくことは大事だと思う。
さまざまなご意見どうもありがとうございました。
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