コンサルタントは水戸黄門じゃないですよ!
自閉症に関する指導や支援に関して、施設や支援学校に出かけて職員の方や教員の方にコンサルテーションをすることがあります。助言をする立場をコンサルタント、助言を受ける側をコンサルティと言い、ます。コンサルタントは、コンサルティに助言をしながらコンサルティ自ら問題解決を図れるように手助けします。
時々、コンサルティの方からコンサルタントに直接、行動問題を図ることを期待されることがあります。たとえば、かんしゃくを起こしている生徒さんに直接対峙してかんしゃくを収めて欲しいとか、職員同士で意見が対立しているので仲裁してもらいたいというようなことを暗にほのめかす場合があります。
このようにコンサルテントの専門的な権威を使って問題解決を図ろうとすることを私は”水戸黄門アプローチ”、”用心棒アプローチ”と言っています。これは、時として応急処置としてうまくいくことはありますが、組織や個人の成長には役立たないと思います。