福岡でのABAの基礎と事例紹介のセミナー
昨日は博多駅から近くの呉服町で応用行動分析(ABA)の基礎と事例紹介のセミナーを行いました。新型インフルの報道がされる中でしたが、会場は清潔で手すりなどを消毒し手の消毒液などを完備しました。時々、窓を少し開けて換気などにも気をつけました。参加者も20人くらいで多過ぎなかったです。体調の優れない方は事前にキャンセルの連絡もいただいておりました。
皆さんの感想を抜粋します。 ・障がい児の行動問題をどのような視点で捉えるのかについて今回の研修が応用出来ると思います。わかりやすくこれまでの支援の考え方をまとめる事が出来て良かったです。
・事例によってABAに基づく支援について具体的に捉える事ができました。
・病院のOTの方からは、リハビリ内での困った行動について標的行動を考えてアプローチ出来ると思います。親やセラピストの要望だけを鵜呑みにするのではなく子どもの能力や意思も大切にしようと思います。
・まず標的行動の観察と記録するところから取り組みます。放課後等デイサービスのあり方に悩んでます。これは、福井ABC研究所のあこおる見学をおすすめします。http://www.accord-fukui.com
・応用行動分析は環境を変えることがメインであること、ペアトレなどで必要な基礎がここにあるのだなと思います。まずはこれを基に実践をまとめてみようと思います。何となくで終わっているので。
・自閉症のある子の行動問題、叩く、投げる、おもちゃを共有できない、特定のこだわり(エレベーターに他人と乗りたくない。本人は一人で何度も乗りたい。)などどうしたらいいのか?行動随伴性やルール制御行動など具体的にどんなふうにやくだつのか?これは4月12日に福岡で行うABC分析による行動問題の理解と対応が役立ちますよ。お申し込みはこちらから。https://www.abclab15.com/contact
・ABAに基づく実践の流れと行動を3つの枠組みで捉える行動随伴性が役立ちそうです。
・好子(強化子)や嫌子は誰にとってか?迷っている人がいましたが、これは行動している当人にとって好子か嫌子かで捉えないと間違います。質問された方は、同僚は公共の場で裸になるのは人の目が気になって嫌子になると考えられるのにどうしてか?と考えたそうですが、保護者が構ってあげる注目という好子の獲得になっていると分析したそうです。支援者の捉え方ではなく、本人にとってどうかという観点が大切です。
・トークンシステムの適用の仕方、留意点などが確認できた。
・職員間で用語を共有して支援について話し合う共通の基盤が作れそう。
この後も各地でセミナーを計画しています。ホームページをご覧ください。https://www.abclab15.com