宇部のこのみ園でのABA保護者研修会
- 今本繁
- 2019年10月5日
- 読了時間: 1分
今日は宇部にある児童施設で行われたABAを基にした保護者研修会の講師を務めました。園長さんと雑談しているときに、萩に上田豊治さんという切り絵作家の方がいらっしゃることを初めて知りました。本に載っているたくさんの作品を見せてくれましたが、風景、人物、動植物のどれも精巧でダイナミックな作品に圧倒されました。養護学校の高3の時に出会った先生に切り絵の才能を見出されてから本格的に取り組まれたそうです。
このみ園の園長の俵さんからは、自閉症の人への指示の伝え方について面白いエピソードを聞きました。施設に届いた読み物の付録の紙工作をある利用者の方がいきなり作り始めたのですが、それをどうやって止めさせるか迷いました。その利用者は、言葉の指示は理解できるので、最初「その雑誌はみんなのものだからやめようね」と言いました。でもやめようとしません。次に「その雑誌は施設のものだからやめようね」と言うと、すぐに手を止めて「なんで早くそれを言ってくれないんですか」と返されたそうです。自閉症の方には言い方や伝え方一つで、伝わったり、伝わらなかったりするものですね。
自閉症の方の支援では、強みを生かすこと、感情的にならずにわかりやすく伝えることが大切なんですね。

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