キャンプ場での迷子
- 今本繁
- 2019年10月4日
- 読了時間: 2分
キャンプ場から迷子になった7歳のお子さんのことがニュースで報道されています。ほんとうに早く見つかって欲しいと思います。先日、施設でケース会議があり、成人の利用者の方のご両親も参加されていました。そこで、子どもの頃のエピソードを自然に、語り始められました。小さい頃は、身体に良いことは何でもさせようと、一生懸命に運動をさせていたそうです。ランニング、公園ではブランコ、水泳など、ご本人もどちらかというと体を動かすことが好きだったのでうまくはまってくれたそうです。
その中の1つが山登りで、九州から中国までの主な山を登りました。本人が7歳の時で、他の発達障害のお子さんのご家族も一緒でした。中にはとても多動なお子さんもいて、みんなその子に目を向けていたので、自分の子どもに注意が薄らいでしまったのかもしれません。グループで山を登り、下山をし始めてから迷子になってしまいました。消防団が動員され必死の救助活動が始まりました。新聞社、テレビ局も取材も大勢取材に来られたそうです。迷子になった子の母親が「私にとっては宝物のような子どもです」と語られていましたが、自分も同じことを思い、口にしたと思いますと親御さんはおっしゃっていました。
翌日は雨の予報だったので早く見つかって欲しいと天に願いながら捜索を続けた結果、消防団の方に見つけてもらったそうです。かなりの距離を移動していて、水を求めていたのか沢の近くで見つかったそうです。手当を受けるためにすぐに病院に運ばれましたが、病院にもテレビ局の方が来られて、無神経にもエレベータ―の中にまでインタビューのためにマイクを向ける人がいたそうです。親御さんは、とても嫌な思いをして口を閉ざしていたそうです。そのテレビ局のクルーは帰って行きましたが、他のテレビ局の人は、黙ってご家族を見守って対応してくれたそうです。
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