どっちがわかりやすい?
- 今本繁
- 2019年2月1日
- 読了時間: 2分
野田にある、社会福祉法人はーとふるのコンサルに行った際、何人かの職員さんと中華料理屋に行きました。文字のメニューでいろいろ探っていましたが、何とも注文が定まりません。ふと目を転じると、これまでになかった写真のメニューがあったので、そちらでスイスイと注文しました。やはり文字より写真の方がわかりやすい。


ふと、初めてアメリカに行った時に夜遅くレストランに行ったことを思い出しました。向こうは、ファーストフード店ではない、通常のレストランでは、写真のメニューをほとんど置いていません。「〇〇味の〇〇パスタ〇〇風」と長ったらしい英語表記から「パスタ」の言葉だけ拾って注文したら、マカロニサラダみたいなのが来てビックリしました。夜遅くで長旅の移動で疲れているし、初めての海外旅行で本当に不機嫌になったのをおぼえています。さすがに店員さんも気の毒がってくれました。
その後、ウェスタンミシガン大学のマロット教授のABA夏季研修に参加した際に西洋文化や教養について聞く機会がありました。論文にしても、文学にしても、いかに文章だけで表現するかが重要で高尚なことなのだと教わりました。日本の本は絵やイラストでわかりやすく表現している本が多いですが、西洋の学術本は図表以外は全て文章表現ばかりなので、うんざりしました。これは、英語能力のハンディだけではないと感じます。
日本で漫画やアニメが発展したのは、何か西洋文化と違うものがあるのかなと思ったりもします。
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