ガミガミ母さんとおだやか母さん
ある児童発達支援センターに通うA君のお母さんは、A君のことを常にガミガミ叱っています。一方、B君のお母さんは、B君に時折注意を与えますが、常にガミガミ怒っているわけではなく、良く出来た時は褒めたり、一貫しておだやかに接することが多いお母さんです。A君のお母さんが他のお母さんと話し込んでいる時、B君のお母さんと保育士が話している所に、A君が走ってやってきました。そして唐突に「僕はお母さんが好きです」と言いました。B君のお母さんは「A君のお母さんが好きなんだよね?」と聞き返すと、A君は「いいえ、僕のお母さんではありません。」と即答しました。