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恋愛小説家 As Good as It Gets
- 今本繁
- 2017年8月9日
- 読了時間: 1分
先日久しぶりに映画を借りて観ました。ジャック・ニコルソンは好きな俳優の一人なので何となく勧められた映画を観たのですが、なかなかの秀逸作です。冒頭から主人公のシニカルな暴言の数々やコミカルな演技に引き込まれ、最後まであっという間に時間が過ぎていきました。主人公は潔癖症でもあり心理臨床家としても何か感じるものがありました。
作者が意図しているかは別にして、あらゆる芸術作品は何らかの古典が原型になっていると思います。この映画では、皮肉屋で嫌われ者の主人公が徐々に心を開いて改心し最後にハッピーエンディングを迎えます。この流れで思いつくのがディケンズのクリスマスキャロルです。映画の舞台はお洒落で洗練されたニューヨークですが、ストーリー展開はとても似ていると思います。

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