小倉 教材作りセミナー
- 今本繁
- 2017年2月13日
- 読了時間: 2分
2月12日は全国的に寒波が押し寄せ積雪があったのですが皆さん無事にセミナーに来られました。今日は初めて自閉症のお子さんの特性に合った見てわかりやすい学習教材についてのセミナーを開きました。前半は、基本的な考え方と事例を説明し、後半に実際に学習教材を受講生に作っていただきました。


受講者が作成した学習課題を基に説明を行います。
一番初歩的なマッチング課題は、写真のピンクのドットのように同じものと同じものを合わせる同一見本合わせから行うと取り組みやすいです。

次のマッチング課題は数字にドットを付けたものの同一見本合わせ課題になっています。

入れるポケット側の見本カードにはドットがついていません。ポケットに入れるカードには数字とドットがついています。ちょっと見えにくいかもしれませんが、ドットはアンパンマンの顔になっています。興味を持てるキャラクターを使うと動機づけのあがるお子さんもいますし、逆に注意散漫になってしまうこともありますので、お子さんの特性に合わせて計画する必要があります。

これはポケットに入れるカードは数字がなくてドットだけになっています。これは同一見本合わせでなくて、数字とドットの数合わせになっています。このように段階的に刺激を変えていくことで、同一見本合わせから恣意的見本合わせの学習に変化させていくことができます。

これは、同一数字カード、ドットカード、読みカードの3種類のカードを用意して3種類のマッチングが取り組めるようにした学習課題です。
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