ビデオモデリングの効用
支援を受ける対象者(自閉症児者)に新しい行動を身につけてもらうための方法論として、応用行動分析の分野で様々な方法が研究され発展してきましたが、その1つがビデオモデリングです。これは私が大学院にいた頃には、研究文献に紹介されていたので、かれこれ30年以上前、1980年代から取...
ABAとTEACCHのハイブリッド
2月17日は、新宿でABAに基づいた実践の発表と困難事例の検討会を行いました。事例の発表と検討が一通り終わった後に、質問コーナーで、TEACCHとABAはどんな関係なんですか?という質問がありました。私は、筑波の大学院でABAに基づく自閉症支援に取り組んだのが最初で、その後...
子どもを冠婚葬祭に参加させるか?
先日、ある生活介護施設の保護者会で自閉症についての話をさせていただき、その後は自由なディスカッションという場に参加させていただきました。 ある保護者の方が、お子さんのショートステイの利用を週に1回から2回に増やしたら少し抵抗をされたと言われました。親も高齢になってくるし、将...
構造化について
2018年12月上旬は、北九州発達障害者支援センターの構造化を基にした自閉症支援の研修でした。実際に協力してくださる対象者を招いての研修は、受講者の動機付けも全く違いますし、実際に作った教材が役立って使われる様は圧巻です。本当に貴重な機会でした。つばさの職員さんお疲れ様でし...
幼児さんのトラブルをどうする?
障害児の通園施設では、子ども同士のトラブルが絶えないことと思います。お友だちとおもちゃの取り合いになり大泣きする。お集りで、本人がこだわっていた活動をスルーされて大泣きするなどです。このようなトラブルにどのように対応したら良いでしょうか?...
気になるのは脂肪過多だけじゃなくて・・
先日、施設に行って自閉症青年の悩み相談に乗りました。その青年はネットニュースやテレビのニュース番組を毎日欠かさず熱心にチェックしていて、気になるニュースについて常に職員に質問をしたり、不安を口にしてきりがないそうです。グループホームの職員がうまく答えられないと、不安が高じて...
強度行動障害の人を受け入れている施設2
10月の中旬は、札幌市の発達障害者支援センターのコンサルでしたが、センターの母体となっている法人の生活介護の施設ぼぬーるに行ってきました。コンサルの前に建物の中を見学させていただきました。 地域で行き場がない強度行動障害の人を引き受けていることでしたが、新規の刺激である私や...
強度行動障害の人を受け入れている施設1
先月、愛知県にある「たくと大府」という生活介護事業所の見学に行ってきました。こちらは今年の5月に名古屋でティーチ研究会の研修会に講師として呼ばれた際に、世話人の林さんに強度行動障がいの事業所をやっているので来てみませんかと言われて行ってみました。まだできて2年余りの新しい事...
「職業的自立と福祉サービスの上手な活用が変えるわが子のQOL~日本一わかりやすい福祉制度の解説と活用の実例に学ぶ~」
1. 開催日 2019年1月12日(土) 2. 会場 東京都千代田区永田町2-11-1山王パークタワー28階NTTドコモ本社会議室AB 4. 費用 無料 5.申し込み方法 お手数ですが、別紙「参加申込書」に必要事項記載のうえ、event_hearty@nt...
仮想通貨とトークンエコノミー
発達障がい児者の支援の分野で私たちになじみのあるトークンエコノミーですが、日常生活の身近な例として店舗で出しているポイントカードなどがあります。さらに近年は、仮想通貨なるものもどうやらトークンエコノミーのようだと言われていて、私たちの生活で使われている貨幣経済もトークンと言...