自閉症支援の方法論としてのみ、視覚的支援や構造化が安易に使われることの危うさ
現在、自閉症の支援において特別支援学校やさまざまな福祉事業所で、視覚的支援や構造化が広く活用され始めていることは、とても好ましいことです。 一方で「自閉症には視覚的支援をすればいいんでしょ」と安易に考えて支援しているところもあり危うさを感じます。それが曲がりなりにも障がい者...


自閉症の文化が私たちの日常生活に浸透しつつある?
コロナ禍でソーシャルディスタンスなど新たな生活様式が提唱されて、世の中は激変しつつあります。それらの取り組みをみると、どんどん自閉症の文化に近づいているなぁと感じます。こちらの福島県の南相馬市の中学校の教室の様子です。段ボールの仕切りに透明なシートを貼りつけた間仕切りを体育...


見通しが持てないことには予告が大切
あるアスペルガー症候群の幼児のお子さんは、支援者と母親が話しているだけでも癇癪を起しますし、玩具で遊んでいる時に、他のお友達が寄ってきて玩具を取り上げようとすると、その場にひっくり返って「ダメダメ」とわめき散らし、近くにいるお母さんを蹴り飛ばそうとします。圧倒的に力の差があ...