自閉症支援の方法論としてのみ、視覚的支援や構造化が安易に使われることの危うさ
現在、自閉症の支援において特別支援学校やさまざまな福祉事業所で、視覚的支援や構造化が広く活用され始めていることは、とても好ましいことです。 一方で「自閉症には視覚的支援をすればいいんでしょ」と安易に考えて支援しているところもあり危うさを感じます。それが曲がりなりにも障がい者...
6月17日愛知の三河で事業団体向けの講演会
刈谷市で愛知、三重のわかばの杜という事業団体向けのABC研究所の講演会を行ないました。まだ立ち上げて5年ほどの若い事業所ですが、とても熱心な職員80名程が集まって、午前と午後の講演会に参加されていました。聴衆と近い距離で話させていただいたせいか、反応が良く話しやすい雰囲気で...
つば吐きと学校のパワーアップ
先日、山口の研修で放デイのスタッフから支援学校小学部のお子さんの唾吐き行動をなんとか無くしたいという相談を受けました。行動分析学では行動を「型」ではなく「機能」で捉えることが重要なので、あらゆる情報から考えて、主な機能は注意獲得行動ということがわかりました。学校とも情報共有...
元Jリーガーの特別支援先生とのコラボ講演
今日は元Jリーガーとして活躍されていた方が引退後に転身して特別支援教育で活躍されている教員の方と講演会でコラボするという貴重な機会をいただきました。その先生は、Jリーグを引退された後に特別支援学校で講師として働いていたそうなのですがその時、自閉症の生徒さんを担当したのがきっ...
才能開発教育と発達障がい
先日は、山口県宇部市であった植松努氏の講演会に行っていました。池井戸潤さんの小説「下町ロケット」のモデルと言われる人でTEDのプレゼンでご存知の方もいらっしゃるでしょう。 日本で初めて民間のロケット会社を始めた会社の社長であり、講演会は名言の宝庫でした。...
遊びながら自然に行動を良い方向に向けてもらうには?
放課後デイサービスに新年度やってくるお子さんがいる中で多動で活発すぎて、どうにも行動が落ち着かない、危険な行為が多い子もいると思います。スタッフの方々は、そこで頭を悩ますわけですが、どうしたらいいでしょうか。 ある施設ではこのように対応していました。小学校1年生のお子さんが...