発達障害の人が増えたのは?
先日は保育士の人を対象にした発達障害の理解と対応に関する研修会があり、講師のひとりとして参加しました。ベテランの保育士の人に発達障害の子どもは増えたと思いますか?と聞くとみんな増えたと思うと答えました。自閉症スペクトラム障害を含めて発達障害の人は増えているのでしょうか?...
親子はつらいよ
自閉症のお子さんのすることに腹を立てて叱ってしまうことはよくあると思います。しかし、危険な行為や善悪に関わるようなこと以外で、やたらと叱りつけるのは控えた方がよろしいかと思います。先日も、このようなエピソードがありました。...
子どものご機嫌取りをしてませんか?2
前回の記事で子どものご機嫌取りをすることの弊害について伝えましたが、また別の事例についてお話します。 3歳の子どもが自分の頭の中の物語に沿って、活動を進め大人を巻き込むことがあります。大人の方も子どもに合わせて付き合ってあげることを延々と続けます。子どもは大満足だし、大人も...
夢と建築
2006年に前の会社を立ち上げる時にオフィスを構えるためにある小さな不動産さんに電話をかけました。その時は全く先の見通しも持てないですし、なるべく安い物件を探していました。その時に担当してくれた人は30代の若い人で全く嫌な顔もせず、いろんな物件を案内してくれました。結局、当...
生きとし生けるもの
私は生きていることに価値があるという考えに共感します。これは障害があっても、なくてもです。障害者は生産性がないから価値がないという考えがありますが、私はそういう考えにも与しません。だって生産性がありますから。仕事というのは、誰か人の役に立つことをして、そこに金銭的な見返りが...
見通しが持てないことには予告が大切
あるアスペルガー症候群の幼児のお子さんは、支援者と母親が話しているだけでも癇癪を起しますし、玩具で遊んでいる時に、他のお友達が寄ってきて玩具を取り上げようとすると、その場にひっくり返って「ダメダメ」とわめき散らし、近くにいるお母さんを蹴り飛ばそうとします。圧倒的に力の差があ...