発達障害児の座りやすい椅子の形状
今日は北九州市で保育士研修があり、私は自閉症児の対応について事例を交えて話しました。もう一人、特別支援学校を退職されて今は保育アドバイザーをされている樋口先生のお話を紹介したいと思います。先生は、発達障害児に役立つ感覚統合のお話をされて、その中で座りやすい椅子の形状について...
北九州市役所に強度行動障害提言書を提出してきました
11月4日(水)10:00に北九州市役所の本庁を訪れ、保健福祉局障害福祉部長の星之内氏と課長の安藤氏同席のもと強度行動障害の施策に関する提言書を提出してきました。これは1年以上前から準備を進めてきた「強度行動障害のある人を地域で支えるには実行員会」によってまとめられた提言書...
親子はつらいよ
自閉症のお子さんのすることに腹を立てて叱ってしまうことはよくあると思います。しかし、危険な行為や善悪に関わるようなこと以外で、やたらと叱りつけるのは控えた方がよろしいかと思います。先日も、このようなエピソードがありました。...
「おしゃべりしない」は行動ではない?
①応用行動分析では、「標的行動」を決めてから支援がスタートします。この標的行動を決めること自体が難しいのですが、1つの基準は、応用行動分析で対象とするのは、あくまでも「行動」であるということです。ですから標的行動を記述する際も、具体的に行動を記述することが大切です。行動と行...
可愛い子どもには旅をさせよ
辞書的な意味は「厳しい経験を積むほど成長するため、かわいい子ほど敢えて辛い思いをさせよという意。昔の旅は辛いものだったことから。」とのことです。 私は自閉症のお子さんの親御さんとも話す機会があります。それは、本人との面談や療育だけではうまくいかず、家族の協力が必要になるから...
赤ちゃんっぽいから赤ちゃんみたいに子どもを扱っていると....
発達障がい、知的障がいのお子さんの場合に、発達が遅れているので、赤ちゃんの時期を過ぎても赤ちゃんみたいだし、そのまま赤ちゃんみたいな育て方を大きくなるまで続けてしまうのかな?と思う事例に出会うことがあります。それについて指摘すると何か問題ありますか?というような目で見られま...
子どものご機嫌取りをしてませんか?2
前回の記事で子どものご機嫌取りをすることの弊害について伝えましたが、また別の事例についてお話します。 3歳の子どもが自分の頭の中の物語に沿って、活動を進め大人を巻き込むことがあります。大人の方も子どもに合わせて付き合ってあげることを延々と続けます。子どもは大満足だし、大人も...
野口先生 退官記念パーティ
先週は、西南学院大学を退官された野口先生の福岡でお世話になっている施設の仲間内での退官を祝したパーティが開かれ出席してきました。大学ではすでに行われていたのですが、野口門下生の間で是非ということで開かれたパーティでした。...
「これなに?」
先日、特別支援学校の小学部の教室を訪問した時に、突然、自閉症の子どもがニコニコしながら近寄ってきて私を指さしながら「これなに?」と聞いてきました。そばにいた先生がすぐに「せんせい、おなまえは なんですか?」というモデルを提示して、子どもに言わせました。その子は、それを真似な...
遊びをやめるように言うと叩いてくる子どもへの対応
次に授業があるので休憩を終わりにして玩具を片づけると、子どもが叩いてきます。叩いたらいけませんと注意すると酷くなるので、あまり対応しないようにしていますが、他児を叩いた時は「ごめんなさいは?」と言って謝らせています。どうしたら叩かないようにできますか?という相談を教員の方か...